早稲田大学ビジネススクールを受験する際に以下の3つの中からの英語のスコアの提出が義務付けられる。
●TOEFL : Test of English as a Foreign Language
●TOEIC : Test of English for International Communication
●IELTS : International English Language Testing System
まず3つ目のIELTSですが、これ結構有名らしいですが僕は聞いたことない。
でも正直どの試験でも私は良かったのです。
まず早稲田BS受験を決意してから願書締め切りまで時間が無かったのです。
一番ベタなTOEICを受験しようと思ったのですが、こちらは申し込みから3ヶ月くらい先のテストになる。
全然間に合わない。
IELTSという試験でも1ヶ月先の試験じゃないと間に合わない。
それでTOEFLだけはネットで申し込めば4日後で受験ができた。
私の願書締め切りまで1ヶ月無かったので、スコアを出すにあたりTOEFLしか選択肢はありませんでした。
私恥ずかしながら、それまでこの手の試験受けたことなかったんです。
TOEFLの試験を受験したのも初めてながら、TOEICなんて未だ一度も受けたことない。
そもそも私の"資格"は車の運転免許証だけでした。
つまらないザコ資格はありますよ。
旅程管理主任者とか、保険の初級みたいのとか、カタカナ検定3級とか、中学校で絵画展"佳作"取っただとか、NYでの自由の女神"the Champion of the day"とか・・・。
学部の就職活動でも私は凡人では無い職歴と、経歴と饒舌な喋くりで勝負したので、資格は全く持っていなかったんです。いやはや恥ずかしい。
正直、英語自信無いんで逃げていました。
在職中に通勤時間でヘッドホンつけてリスニングしたりしてたことあるんですよ。
「英語は聴き流しだけで3ヵ月後には"えっ聴き取れる!"」みたいのも・・・。
あれやりましたが全く効果ありません。
全く聴き取れるようになりませんでした。少なくとも僕は。
逃げ続けていた僕ですが、願書に必須なのだから仕方ない。
仕方無くTOEFLを受験。
学部課程プログラムの卒業生は何ですか
インターネットで受験を申し込むと、現地(米国だろう)からテストのサンプルCDが送られてきます。
でも、そんなのを知ったのは私は受験後数日経ってからでした。
だから、何のことなのか全く分からないまま試験当日へ。
まずお断りしておくが、私のTOEFLのスコアは開示しても良いが、WBSにこんな馬鹿な男がいると思われるのはきっと大学にとって良くないと思われるのでしません。
また、こんなヒドイ受験をするのは誰も居ないと思いますが、賢いアナタはしませんように。
で、会社の有給休暇取って平日に受験に行きましたよ、私。
それで会場につくと、なにやらカウンターもどきがあったので、自宅でプリントアウトした「受験票」を提出。
すると、「IDお願いします」ということなので、私はしゃーしゃーと日本の(!)運転免許証を出す。
そしたら受け付けのお姉さんは「パスポートお願いします」だと!
僕は「いえ、免許証しかありませんが」というと、お姉さんは、なんと「ではグリーンカードお持ちですか?」だって!!!
どこのどいつが、グリーンカード持っていてTOEFLを日本で受験するよ!えっ?
私は「いや、何もありません」と回答すると、「じゃあ今回は受験できませんね」だって。
私が100%悪いのだけれど、受けられないのはむちゃくちゃ困る。
高い受験料払っているのだし、有給取って来ている、ついでにこの日に受験しないと、WBSの願書に間に合わない。
「なんとかなりませんか?」と聞くと、「じゃあご自宅に取りに帰って下さい」とそっけない回答。
僕に与えられた時間1時間弱。
会場から自宅への距離は、東京で言うと早稲田大学から帝国ホテルまでという感じ。
選択肢はそれしか無いですから、私ダッシュして取りに帰りましたよ。
何が楽しくて、電車の乗り換えをスーパーダッシュする30過ぎの男がいますか?
単語のエッセイの数の長さを計算する方法
続いて、駅から自宅まで徒歩15分以上の距離にあるため、これはとても歩いていては間に合わない。ちょうど駅前にレンタル自転車があったので、そこに駆け込み、ゆっくり免許書のコピーとかしている余裕は無いから、デポジットで1万円手渡して、ものすごい勢いでチャリンコをぶっ飛ばし!
その時のチャリンコのスピードと形相は、両津勘吉です。(コレ分かりますか?)
何しろ片道徒歩で15分のところを往復5分でパスポートGETしましたよっ!
その時の私は汗ビチョビチョで、息はゼーゼー。
復路の電車乗り換えでも、100m12秒台の韋駄天で駆け抜ける。
リミット3分前くらいに受け付けのお姉ちゃんの前へ。
私の息ゼーゼーと、鬼の形相にお姉ちゃんは僕を軽蔑しているのが丸分かり。
「落ち着け、こいつとは一生会うことは無いんだから、軽蔑されようが無視だ」
さて、受験票には「身分証明書・ID」としか書いて無いから、普通、免許書で良いと思いませんか?確かに帰宅してこの身分証明書のところの詳細をクリックすると「パスポートまたは、国際免許書」と書いてありましたが、それなら受験票に「パスポート」と書きなさいよ。えっ、僕だけですか・・・。スンマヘン
なんとか、受験できる身分になった。
そしたら、替え玉受験を防止するためかデジカメで顔写真を撮影される。
何せ私のその時の顔は"鬼の形相"です。
試験会場に入ると、PCがたくさん並んでいた。
言われた席に座って、「ではモニターに従って受験を開始してください」となる。
「へぇ、ヘッドホンして、パソコンで受験するだー!」という田舎モンの感想。
私は、受験当日までTOEFL・CBTというのがPCで受験するということを知りませんでした・・・。
長時間の試験でだんだん集中力失せて来るし、何より私のその時は鬼の形相に、息ゼーゼー、ついでに、太ももはパンパンに晴れ上がりトライアスロンのゴール後みたいな感じだったので、そもそもの集中力はありません・・・。TT
学校は"デュアルプラットフォーム"を使用する理由
最後にWritingの試験になった。試験は一人一人のPCでするので、会場内に試験監督がいる訳ではありません。
画面に、「回答はキーボード入力にしますか?手書きにしますか?」という選択になったので、私は「選べるなら、手書きだよ!」って感じで「手書き」をクリック。
そしたら、違う部屋から「このバカ、手書きをチョイスしやがったよ」って感じで出てきて、僕に白紙の紙を手渡す。
「では、回答はこの紙に書いていただいて、ここからはキーボードは触らないで下さい」との言葉とともに、キーボードをモニターの裏に隠す。
それで、姉ちゃんはどっかに行った。
私は、「そうか白紙の紙を手渡されたから何を書いても良いんだー」って思って、10秒くらい推敲したあと、「まぁ自分のネタとして面白いのは学生の時の旅行の話だ!」との結論に達し、私は紙に
When I was a student, I had been to many countries.
というヒドイ英文を書き始める・・・。
そしたらお姉ちゃん、再登場。(バカな男をどこかで監視してやがった)
「こちらのモニターに問題が出ていますから」と、Enter押したら問題出てきた。
「お姉ちゃん、さっき『ここからはキーボードは触らないで下さい』って言っただろ!!!」
「いやいや、落ち着け、この姉ちゃんとは一生会わないんだから怒っても始まらない。試験途中で、"30過ぎの男、会場でお姉ちゃんをぶん殴る"は笑えないNEWSだ。ただでさえ生き恥のところ、これ以上恥の上塗りする訳にはいかぬー!!!」
僕の「when I was a student」回答と交換に、新しい白紙を手渡される。
どうせ、裏で、僕の回答を指さしてゲラゲラ転げていることと思うが、無視じゃ!
ぐっっと怒りをこらえて、ブロック体モロの中学2年生みたいな英文で一応は回答終わり。
ハイ。試験は最後まで終了しました。
そしたら私は知らなかったのですが、TOEFLの試験は海外への留学するのが目的だから、どこの大学(高校)に提出するのかの選択があるんですよ。
それでも「Japan」の枠があって、そこに「Waseda Univ」ってのがありました。
「ハイハイ、これね!」ってクリックしたら、次に学部選択みたいになって、そこに「Business School」みたいのと、「Graduate」ってのがあるんです。
「うーん、これどっちだ???」
私が無駄に早稲田卒業しているところが、よけいややこしい。
分からないので、"お姉ちゃん"を呼び出す。
「これは、これから提出する学校なのか、どこの大学を卒業したかのどちらですか?」
そしたらお姉ちゃん、僕に何て言ったと思う?
「これは、早稲田大学を卒業した人が選択するところです」
完璧に僕が早稲田出たと思っていない。タダのパープリン馬鹿だと思っているぞ!!
「すいません・・・。一応早稲田卒なんですが・・・」と謙虚に僕。
その時のお姉ちゃんが完全に僕を軽蔑している顔ったら無かったぞ。
「じゃあBusiness Schoolをクリックしてください」と捨て台詞はいて退散していった。
(参考までに「Graduate」は「他の学部」ってことらしい。ややこしい。)
「おちつけー!!!今度の今度こそ、こいつと一生会うことは無いんだー!無視しろー!」
最後の最後で僕は"鬼の形相"に復活する。
これで終了。
会場を退散するときに、パスポート忘れてきた馬鹿な男にもチャンスをくれたお姉ちゃんにお礼の気持ちを込めて「ありがとうございました」と言うと、お姉ちゃんは僕を無視!
もうここまでくると、私は悟りの境地。
「左の頬を殴られたら、右の頬を出せ」の心境で、頭はショートして後光が差してきた。
私は朗らかな顔で、ビルの外へ。
言い訳ですが、こんな状況でハイスコア出せる訳ないでしょ!!!!
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